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「H2O 〜変容するものと、溶合するものと〜」
H2O
例えば、霧(気体)と、雨・水・雫(液体)と、氷・雪(固体)と。
姿形、質までもが変容しようとも、化学式は同一であると誰かが言い放った余韻。
流れゆく季節の中で、変容しつつも、命と交わり絡まりあう片鱗たちの溶合体。
そこにはいつも、「美」という言葉ではくくれぬ枠組みが生まれゆる。
変わらぬものと、変わりゆるものと。
その狭間で、私たちは今年もまた、限りなく優しい梅雨を迎える。
この梅雨、一雨ごとに また少し、私はこの体内を流るる水を感じる。
この梅雨、一雨ごとに また少し、私は雨が好きになる。
Swing Chair & Hemp Cafe「麻よしやす」
Kichijyoji, Tokyo
May 31st ~ June 10th, 2012.
© 2012 Kumiko Ishii Photography / coobluemoon@gmail.com
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